レモンマートルの精油でリラックス効果を。ハーブティーにもおすすめ。
リラックスしたいあなたにオススメのレモンマートル。今回は話題のレモンマートルをピックアップします。基本的な香りや効能だけでなく、簡単に作れるハーブティーの作り方もご紹介。
2020年03月22日更新
記事の目次
[1]レモンマートルとは
レモンマートルの香り
レモンマートルとは、亜熱帯地方に自生する樹木です。オーストラリアの先住民、アボリジニは薬草として使われていたと言われています。現在は観葉植物や精油、香料として活用されていますね。
春から夏にかけてクリーム色の花が咲き、中心から伸びる雄しべが特徴的です。何本も生えて存在感があり、ふわふわと丸いお花のような印象を与えてくれます。花言葉は「愛」、「幸運」。可愛らしい印象のレモンマートルの花にぴったりですね。
香りは名前の通りレモンのような強い柑橘系です。「レモンよりレモンの香りがする」とも言われています。それは、レモンの香り成分のシトラールが、実際のレモンの20倍も含まれているためで、これは世界一の含有率です。
レモンマートルの効果
レモンマートルの中に多く含まれているシトラールには、抗菌作用や鎮痛、鎮静効果が期待できます。風邪予防になったり、心や感情を落ち着かせるリラックス効果が。さらには血行促進が美肌作用も生み出します。
レモンマートルの育て方
レモンマートルは亜熱帯地方の植物という事もあり、育てるのが難しい観葉植物と考えられがちですが、日本でも栽培できるようになってきました。
気温は5度から40度まで耐える事ができ、病気や害虫にも強いのが特徴です。水やりは乾燥気味に行うのがポイントで、肥料は春と秋など定期的におきましょう。亜熱帯地方の植物とは思えない、とても育てやすいレモンマートル。栽培に興味がある方にオススメです。
[2]レモンマートルの精油もおすすめ
レモンマートルの精油があるおすすめブランド
育てるのが難しい、という方には、簡単にレモンマートルを楽しめる精油がオススメ。今回は人気の精油ブランドをご紹介いたします。
生活の木 レモンマートル
アロマ好きの方の間では定番の生活の木。レモンマートルの精油は開封後1年使うことができます。サイズは3ml、10ml、50mlとあり、受注をお願いすると100ml、1000mlの購入が可能です。
香りはレモンよりもシトラールの成分が多い分、レモンの香りが強くします。柑橘系の香りはリフレッシュに最適なので、リラックス効果が期待できます。
またレモンマートルは、オーストラリアではスキンケアとしても使われていたので、キャリアオイルと合わせてボディートリートメントとして使用するのもオススメ。さらには虫を避けるため虫除けスプレーとしても使えますよ。
ただし、シトラール自体は刺激が強い成分のため、パッチテストをするなど充分に気をつけ、ヒリヒリ感じた場合は使用を中止しましょう。皮膚に使用する場合は、濃度を低くして使いましょう。
NAGOMI AROMA レモンマートル 10ml 【AEAJ認定精油】
続いて紹介するのが、「NAGOMI AROMA」のレモンマートル。さわやかなすっきりとした香りが癒してくれます。
「NAGOMI AROMA」の特徴は、公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)表示基準適合の認定精油であること。これは、ラベル部分、使用説明書等に必ず精油製品情報の項目が8つ、使用上の注意事項が4つ記されることが条件として認定されるもの。
そのため、安心してオイルを使うことができます。また、協会が求める高度な企業モラルを遵守するということが記された確認書を提出することも条件に含まれています。
ミュウプロフェッショナルズ オーガニックエッセンシャルオイル レモンマートル
こちらも日本アロマ環境協会表示基準適合認定の精油です。
さらに高品質なエッセンシャルオイルに仕上げるため原料にもこだわっており、フランスやオーストラアなどから100%ピュアな原料を輸入しています。安全性も抜群なので家庭用だけでなく、アロマサロンでも多数使用されています。
レモンマートルアロマの使い方
レモンマートルのアロマは、アロマランプのお皿の上に水をはった所に数滴垂らしたり、アロマディフューザーに使ったり、お湯を張ったカップに垂らして使うこともできます。虫よけ効果もあるため、虫除けスプレーを作って使用することも可能です。
また、石鹸と一緒に使ったり、トリートメントに混ぜるなど用途は様々。しかし、皮膚への刺激が強い場合がありますのでそのまま塗るのではなく、必ず濃度を低くして使うなど、事前によく確認してください。
相性の良いおすすめのブレンドは?
レモンマートルは、爽やかな柑橘系のアロマのため、様々な香りとのブレンドを楽しめます。虫除けとしてはユーカリレモンなどのオイルと合わせて使うのも良いでしょう。
フローラル系と合わせてルームフレグランスとしても使うこともできます。レモンマートルはミントやローズマリー、ラベンダーやゼラニウムと相性が良いと言われています。光毒性がないので、様々な場面で使いやすい香りです。
[3]レモンマートルはハーブティーで
レモンマートルハーブティーの効能
レモンマートルを取り入れるのにオススメなのが、ハーブティーです。身体に優しい飲み物として楽しむことの出来るハーブティーは、添加物が含まれておらず、ハーブそのものの有効成分を取り入れることが出来るので、とても人気です。
アロマセラピーなど外からでは得られないビタミン、ミネラル等も多く吸収することが出来るので、体内のバランスを整えてくれるのです。
レモンマートルの爽やかな香りは、リラックスしたいときに効能を発揮します。また、昔から薬草として使われてきているだけあり、風邪の対策や血行促進を促し、健康を支えてくれます。日々の体調管理や冬の寒さに負けない体作りに効果があります。
レモンマートルハーブティーの作り方
ハーブティーの作り方はとっても簡単!ティーカップやマグカップにお湯を入れて、つづら切りしたレモンマートルの葉をしっかりつけて蓋をして5分程度待つだけ。お好みでお砂糖やハチミツを入れても美味しく飲めます。ハーブティーが苦手な方もレモンの香りが広がるレモンマートルティーはオススメです。
妊娠中や授乳中は気をつけよう
レモンマートルにはリラックス効果があるため、レモンマートルのハーブティーはつわりの際にスッキリした!といった声もありますが、子宮収縮作用があるとも言われています。
早産や切迫早産の原因になりかねないので、大量に摂取するのは控えた方が良いとも言われています。妊娠中の方はお医者さんに相談しましょう。
[4]レモンマートルで豊かなティータイムを
「レモンよりレモン」と称されるレモンマートル。リラックスさせてくれる柑橘系の香りは、季節問わず日々の生活を豊かにしてくれます。ルームフレグランスとしも、虫除けスプレーやハーブティーとして使っても、あなたを満足させてくれます。
近年身近な存在になってきたので、栽培にもチャレンジしてみるのも良いですね。自家製のレモンマートルハーブティーは、さらに美味しく感じるでしょう。ぜひこの機会にレモンマートルの香りを楽しんでください。
☆アロマセラピスト菊池より一言☆
様々なシーンで活躍するレモンマートル。テルペン系アルデヒド類を多く含んいるレモングラスやユーカリレモン精油と成分が似ていますが、レモンマートルの香りはこれらの精油より少し柔らかで多くの人たちに好まれる香りです。虫除けスプレーを作ったり、緊張した時にはハンカチに一滴垂らして深呼吸するのも良いでしょう。お肌には刺激がありますので低濃度に希釈してから使用してくださいね。
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。